2014/05/16(Fri) 水族館句会五月 兼題 鯉 麦の秋
水族館句会五月
兼題 鯉 麦の秋
◎◎○○○12 麦の秋少年窓をほそく開け お軽
◎◎19 乗つ込みに色鯉まじりはなやげる 織女
◎○○3 婆さまのバイク快調麦の秋 KUMI
◎○○16 鯉幟村が元気になりにけり 柚香
◎○○24 暮れ方の熱き息はく鯉のぼり お軽
◎7 村人の従軍記念碑麦の秋 桑
◎9 斑鯉ちちははの色うち混じり 九鼠
○○○○○17 どの田にもけふのさざなみ鯉のぼり 織女
○○○18 麦秋の小さき町に帰りけり 真里子
○○○20 鯉浮きて人にもの言う新樹光 九鼠
○○○30 田に入るまでの水の香麦の秋 織女
○○4 七十を過ぎて父恋ふ麦の秋 九鼠
○○6 五月雨や金の鯉来て浮御堂 おるか
○○10 はつなつや妙に人めく鯉の貌 KUMI
○1 麦の秋ゼリービーンズ色とりどり 真里子
○8 麦の秋近頃趣味の帽子かな 洗濯機
○15 鯉のぼり卒寿の祈りこめて揚ぐ 桑
○22 鯉のぼり眼下を清流長良川 案山子
○25 亀浮いて鯉の沈みて風五月 真里子
○27 少年は少年を恋ふ麦の秋 おるか
○29 落人の屋根より低く鯉のぼり 桑
2 健脚の熟女一群麦の秋 案山子
5 庭先の吠えぬ老犬麦の秋 KUMI
11 洗ひ鯉主賓言はれぬ不時ありて 洗濯機
13 風光る鯉の背鰭に水を分け おるか
14 夏の池寄り来る鯉に見られけり 案山子
23 麦秋やいかすみカレーは真っ黒け 柚香
21 吉右衛門の短冊見ゆる洗鯉 柚香
26 端居して自在の鯉の跳ぬる音 洗濯機
28 麦秋や真昼の鯉の重なりぬ お軽