◎◎○○○33 烏骨鶏影のごとくに松過ぎぬ 　織女

◎◎○9 松過ぎの辻まで老女掃き進む 　　　　　とびお

◎○○○○27 硝子玉のなかに雪降り雪積もり 　真里子

◎○○○24 火遊びてふ遊びありけり近松忌 　柚香

◎○○16 松過ぎの雀や鳩や犬や人 　　　　　九鼠

◎○1 玉せせり湯気突き通る鬨の声 　　　案山子

◎○10 松過ぎの落語に質屋荒物屋 　　　真里子

◎○29 門松の仕上げ左右を見比べて 　　　KUMI

◎13 松過ぎの言触れのごと波白し 　　　織女

○○○○○○25 けん玉の技をふやして冬休み KUMI

○○○17玉手箱開けてしまひぬ老の春 　　　お軽

○○7 松過ぎの菜畑に来たり何となく 　　　　九鼠

○○14 松過ぎの換気扇からカレーの香 　　　　柚香

○○20 初場所や足袋の真白に玉治朗 　　　　おるか

○○22 雪折れの赤松殊に香の激し 　　　　おるか

○○26 玉響の日差しに成り木攻めてけり 　　　　おるか

○○32 松過ぎの鎌倉殿へ遠回り 　　　　　　　　織女

○3 目玉焼き焦がし建国記念の日 　　　　柚香

○6 含羞とふ言の葉ありき竜の玉 　　　　九鼠

○11 繭玉や箱膳二つ棚の上に 　　　　　　　　桑

○15 トンボ玉ひとつを胸に日向ぼこ 　　　　真里子

○12 初夢にせめて見たしよ玉の輿 　　　　KUMI

○28 松過ぎぬコップを洗ひ皿洗ひ 　　　　お軽

○31 窓の辺の冬芽の先の水の玉 　　　　とびお

2 雪の玉半分は握力として 　　　　　　　　洗濯機

4 年玉の袋に髭の奴凧 　　　　　　　　桑

5

8 庭奥の並ぶ祠の松納む 　　　　　　　　桑

18 たちまちに過ぎゆく時間松飾り 　　　　お軽

19 松原の小松引かばや玉ははき 　　　　案山子

21 けふからは普段ぞよべの松納 　　　　案山子

23 雪吊りや松の小道具兼主役 　　　　洗濯機

30 鮮やかな松を逆さに古札納所 　　　　とびお

34 見た目にもレントゲンでも雪の玉 　　　　洗濯機